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白紙の図書館とは?

ようこそおいで下さいました。ここ、「白紙の図書館」はHAtAが書いた、
色々なものを公開中です。

現在は2016年12月1日より再開した『キャラ日記』がメインコンテンツです。
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本家サイト『白紙の図書館』も更新中。
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こちらもよろしくお願いします、。

不定期になったり、集中連載になったり波はありますが、ご容赦ください。
それではどうぞごひいきに!!

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Boogie Booby Stabbers#002 [小説版BBS]

訂正:第一話の挿絵が
2枚抜けているのに、今気付きました。
追加しましたのでよろしければ。


BBS#0002-005-960.jpg

 町中に爆音が轟いたとき、
旅の魔導師アディンには悪い予感しかしていなかった。


「またか…全くあの娘ときたら…」
船酔いから覚めたアディンはその起点へと向かう。


「か…かか…」


菜香料理店明老酒家が「あった」場所。
そこには店主イーファンと、
ボロボロになって痙攣している借金取り二十数名。
そして銃火器フル装備の少女リアの姿があった。


「て…てめえ…『緋弾』のリア…!!
覚えてろよ、復讐してやる!!」
「いつでもどうぞー。そういうの慣れてんのよ、私」


捨て台詞を吐いて逃げていく借金取りに
リアは平然と受け流した。


「それより問題はこっちか…」
目線は廃墟寸前の明老酒家に向けられた。


「何だ何だ…?」
「凄い音…」
「うわっ!!店が無くなってる!!」


野次馬がちらほらと現れたところに
リアの相棒アディンが到着した。


「リアさん…。今度は何したのさ…」
「あー!!アディン君、助かったー!!」
「あんたたち…一体何者なんだ…?」


店主イーファンはとりあえず怒りを鎮め聞いてみた。
「…聞かない方が幸せなこともありますよ…」
遠い目をして明後日の方を見るアディンを見て
イーファンは何かを悟った。
「…そうだな、おかげで店はこんなんになっちまうし…」


「で?今度は何をやらかしたの、リアさん」
「実はかくかくしかじかで…」
リアから事情を聞くアディン。


「なーんだ、そんな事か」
「そんな事とはなんだ!!こっちしてみれば
命にかかわることだぞ!?」


あっけらかんとしているアディンに
イーファンは再度激怒する。


「まあまあ、要はこの店の再建と
ギャングたちの討伐ですね。
この店の方は僕が何とかするとして。
リアさんはギャングたちの方を
お願いできるかな?」
「りょーかいー」


「…へ…?」
あっさりしている二人に、思わず拍子抜けするイーファン。


「とりあえず、店の方は三日待ってもらえますか?
プラン立てますんで」
「あ…ああ…」


「リアさんはギルドでこの町の
ギャングたちのアジトを
聞きだしてそっちに向かってね」
「うん。頑張ってねー」


そう言い残してアディンは宿に戻り、
リアはギルドに向かった。


「…軽くねぇか?いくらなんでも…」


二人があまりに平然としているのを見て
イーファンに多大な不安がよぎる。

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Boogie Booby Stabbers#001 [小説版BBS]

BBS#0001-006-960.jpg 
「わっ!!見てみて、アディン君!!
陸地が見えてきたよ!!わー…大きな港町…
美味しいものあるかな!?
ねー…聞いてるの!?アディン君!?」


帝都グラントロスから
マリーナビーナス号が出港して2週間。
ついに陸地、港町パーシアが見えてきた。


栗色の髪に瞳、黒のベストと
十字があしらわれたのネクタイの上に、
フード付きの腰丈のポンチョをまとい、
腰のガンベルトに、似合わない大型の拳銃を下げた
ガンナーの少女『リア・スカーレット』は
正直、船旅に飽きており、
興奮を抑えられないでいた。


一方…。


「ちょっ…ごめんリアさん…。
あんまり大声出さないで…。
船酔いに響いて…うっ…やば…」


蒼い髪と瞳に赤い薄手のコートをまとい、
黒いシャツにジーンズ、全ての指にリング、
首にはネックレス、ダブルベルトに剣を差した
彼女の相棒である魔導師の少年
『アディン・ルーイン』は自分で言った通り、
この2週間、船酔いに悩まされていた。

 20150619-001-006-960.jpg


「もー…仕方ないな。アディン君…。
ほら、酔い止め」
「…ありがと」


リアから粉末状の酔い止めを受け取ったアディンは、
フラフラになりながら水で飲みこんだ。
そしてリアはドッサリとパーシアの観光ガイドと
パンフレットを両手いっぱいに持ってきた。


「さーて、着いたら何食べよっかな~。
港町だから海産物が美味しいよね、やっぱり!!
エビ塩ラーメンに焼きガキ?
あ!!アワビは絶対食べよ!!ノドグロもオツよね!!」


リアは細身ながら驚くほどの大食漢である。
旅費の85%は彼女の食費と言っていい。


「ま…まだ食べるの?シーフードならこの船旅で
散々、食べたじゃない…」
「何言ってるの!!現地のグルメを食さずして
グルメとは名乗れないわ!!」
「まあ…いいけどね…」

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「お客様に申し上げます。
当船は間もなく港町パーシアに着岸いたします。
くれぐれもお荷物などのお忘れ物の無きよう
お気を付け下さい。繰り返します…」


船内にアナウンスが流れた。
二人は身支度を済ませ、着岸を待つ。


「着いたぞー!!」
「積み荷を降ろせ―!!」


錨(いかり)を降ろし、着岸、港町パーシアに到着した。
屈強な船乗りたちが積み荷を降ろし、
女性アテンダントが船客を見送った。


アディンもパーシアのライグラム港に足を降ろした。


「さて…この船旅で結構、旅費を使っちゃったから
何か依頼、発掘や鑑定の仕事を探さなきゃ…。
まずは宿とギルドの確保をしないと…。
リアさん、さっき持ってた地図を見せて…あれ?
リアさん?…リアさーん?」


…先に降りたはずのリアの姿がない。
気付いたら財布もない。食べ歩きのためである。


「…はぁ…また?…もう…いつもこうだよ…」
落胆するアディン。


リアは新しい町に着くと暴走するクセがある。
とりあえず地元の人から情報を聞いて
宿を取ることにした。とりあえず船酔いも治ってないので。

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